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ちっちゃな同居人

  • 還暦越えガール
  • 2023年3月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年4月4日





私は虫という虫がほんと~にダイッキライ!


そんな私の部屋に3~4mmぐらいのクモがでたのです!

恐くて怖くて、でもクモは益虫なので殺すのも憚られたので、

大量のティッシュでそっとつかんで「もう来んなよ!」とベランダにポイしました。

だけどポイッしたはずなのに二日ほどしたら壁におるやじゃない!


その後、二日に一度ほどのペースで見かけるようになり、

観念してそのクモと同居することにしました! 

名前もつけました。ハエトリグモの『クモッチ』です。


【翌日】

今日は朝から暖かく、活動的に部屋を壁伝いに移動しています。

しばらく目を離していると、いつの間にか私のベッドの毛布の上に…(@_@)

ベッドに潜られたら困るので、毛布をパタパタして床に落としました。

クモッチは危険を感じたのか、急いでキッチンの方へ逃げて行きました。

よかった~と思い私は出勤し、帰宅後は会うことはありませんでした。


【三日後】

買い物から帰り、買ったものを冷蔵庫にいれていたら、

冷蔵庫の横に立ててある室内物干しポールから、目の前に、

サアーーってクモッチが下りてきました!

冷蔵庫と壁の隙間に巣を作られたら困るので、

クモッチが降りてきたポールや辺りを手でさぐったけど、糸らしきものは何もなし。

その間、クモッチはキッチンをうろうろ。

降りてきた糸はどこに消えたのか??? 謎だけが残った一日でした。


【四日後】

この頃には朝起きるとすぐにクモッチはどこ?と探すのが日課になっていました。

エサは本当に食べているのだろうか、と心配もわいてきました。

少し前まで部屋に飛んでいたコバエも、今はすっかりいなくなりました。

いたら恰好のエサだったのになあと、残念にさえ思う私がいました。

そんなことを考えていたら、久々に登場!


「おはよ~~クモッチ!」と大声で声をかけました。

とたんにクモッチの移動スピードがあがりました(笑)

クモは耳がなく、振動で音を感じるらしいです。

私の大声に反応したのかと思うと愛おしかった。



【数日後】

クモッチが出て行きました…

朝、玄関の土間にドアの方に向かって、クモッチがいました。

出勤のためドアを開けたら、ピョンと外に出て行きました。

あっ!行っちゃう と思ったけど時すでに遅し。

やっぱり部屋にエサはなかったのかな? 

居心地よくなかったのかな?


ちっちゃな生き物だったけど、部屋で見かけると嬉しく、

虫嫌いの私だけどすでに愛着が湧いていました。



【その日の帰宅後】

部屋を探したけど、やはりクモッチはいません(泣)

ぽっかりと胸に穴が開いた感じで、涙がつたってきます。

一人暮らしの私のところにきてくれてありがとう❤

クモッチのこと、絶対に忘れません。

これから先、動物とも昆虫とも人間とも同居する事はないと思います。

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