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還暦越えガール

やっぱり盲腸は切らなあかん!


9月のある土曜の夜中、お腹が痛くなった!


5月始めに盲腸になり、薬で散らしてからはや4か月。


「早めに切って下さい!」と先生に言われつつ放置していた私。


あの時の痛みと同じだった。

月曜日まで我慢できそうになく、救急車を呼んだ。

先生に「次に痛くなったら手術やで!」と言われていたことをすっかり忘れていた私は、救急病院で前回と同様に痛みを抑えてもらい、手術は家の近所の病院を紹介してもらおうと、都合よく考えていた。入院になるなんて思いもよらず、ほとんど用意もせずに、おばちゃんパジャマのまま救急車を待っていた。


救急隊員の男性が来て、紙袋の少ない荷物を見て「帰りに着て帰る服や靴は?」と言われ、あわてたふためいた私に、隊員の方は「用意するから場所を言って」といわれ、結局靴から服、下着まで隊員の方に紙袋に入れてもらい、めちゃくちゃ私は恥ずかしかった。

私の家はEVなしの2階でしかも階段は狭い螺旋状。

担架は無理で隊員はひょいと私を抱え上げて下まで運んでくれた。能天気な私は「キャー、お姫様抱っこやん!」と心の中で思ったがそんな場合でない出来事が始まるのを知るよしもなかった。


救急車に運ばれ寝かされた私。隊員の方達は病院を電話で問い合せたが中々見つからない。インフルエンザ、コロナの患者で満床の返事が返ってくるばかりで、既に3時間近くが経っていた。隊員の方が「近隣や大阪もあたっているけど見つからないので遠方にもあたります。」と言われた。

今日帰る気でいる私は気が気でなかった。その後、兵庫の川西能勢口に受け入れ可能な病院が見つかり、救急車はサイレンを鳴らし猛スピードで走り病院に着いた。


すぐに採血、MRI、点滴と流れ作業のように検査が終わった。

検査結果を見た医師は「炎症値が高いなあ、熱も39.6℃もあるし手術やな…」と言った時、私は「入院の予定じゃなかったので痛みだけ止めだけもらえませんか?手術する病院は近所を紹介してもらえるのでそこでします。」と泣くように頼んだ。非常識な患者(私なのだが…)に先生は「今日は日曜なので、月曜に専門の医師に診てもらうため今日は泊まってもらいます!」と言われ、まだ抵抗しようとする私に看護師が「こんな高熱で帰せません!」と最後通達を言い渡された。


悪いことは続く… その病院には個室しかなかったのである!差額のベット代は発生するのだろうか?と次はお金の心配が湧いた。

ようやく月曜になり主治医が病室に来られ、熱も高いし腹膜炎になっていると思うので、今日腹腔鏡下手術をしましょうと言われた。その日の夕方に手術は終わり、主治医から「お腹に汚い物が沢山ありましたが取り除きました。手術して良かったと思います」と言われた。

熱が下がらなかったので抗生物質の点滴が一日中続き、結局は一週間の入院となり、手術と入院代は高額なものになった。


みなさん、盲腸になったらさっさっと切りましょう!

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