夜、急に胃が痛くなった。
おつとめ品で買ったもやしにあたったのかと思いながら、トイレで1時間格闘。
翌朝、今度はお腹が痛くなり仕事を休んだ。正露丸を飲んだら少しマシになった。
いつもの胃痛と違うなあと不安に思いながら、とりあえずお腹を温め一日中寝ていた。
翌々朝、ベッドから起きたとたん、右脇腹と下腹部に激痛が走った!!
今までに経験したことのない痛みだった。
慌ててスマホで病状を調べたら、これは盲腸かしら?
マジか?マジか?と不安をかかえ、痛みをこらえて近くの病院に行った。
受付で右の脇腹を押えて、「下腹部と左の脇腹が痛いのです!」と、説明した。
受付の女性は聞きとりながらメモを書いていたので私の方を見ていなかった。
「先生に症状を説明してきますが、今コロナの予約の患者さんが優先になるので、お待ちいただけますか?」と言われた。
私もこの病院でコロナの時にお世話になったので理解したけど、果てしない長い時間を待つことは間違いなさそうだ。
ようやく、私の名前が呼ばれ診察室に入って、先生にお腹の状態を説明した。
先生から、触診するのでベッドに寝て下さい、と言われベッドに仰向けに寝た。
「ここは痛い?」と言いながらお腹の右側を押された時、「そこ痛いですっ!」と
大声で叫んだ。
先生は、「えっ、こっち?左が痛いって聞いたから待ってもらってたんやで。右側やったらもっと早くCT撮って診察したのに…」、とあきれ顔で言われた。
恥ずかしい… 私はとっさに右と左が考えないと言えないマヌケな子なのです。
その日は血液検査とCTを撮って抗生物質をもらい、翌日朝一番に病院に行った。
先生は開口一番、「立派な盲腸や!切るなら病院紹介するよ」と言った。
CTを説明しながら、盲腸の上にあるもう一つの影を指し、「多分硬い便が排出されずに盲腸に引っ付いている。これは再発率が高くなるから早めに切る方がいいですね」と、言われた。私は盲腸のショックと、りっぱな盲腸って何やの?と考えていた。
ちょうど翌日が阪大病院で、持病の心臓の定期健診日だったので、「先生にも相談してみます」と、5日分の薬をもらい家に帰った。飲み終わっても痛いようなら来てください、と言われたが幸いにも無事に痛みは治まったので、私はこれで盲腸は治った気分でいた。
翌日、通院している阪大病院の先生に盲腸の話をした。
すると、「(腹膜炎になって心臓の手術と重なると)人工心肺を使うから菌が全身に回る場合があり危険だから、早めに切った方がいいです。今は腹腔鏡手術で穴開ける術式やから傷跡も小さくてすみます」とさらっと言われた。
治った気でいた私は、盲腸切らなあかんのかー!とかなりがっくりきた。
これ以上身体に傷跡は増やしたくはない! 女心を判ってないなーと、少しムッとして、
「わかりました」と返答したが、今度はいつ切るのがいいのかまた悩みは増えた。
不幸はまだまだ続く。長い間鬱をかかえて物事に意欲のわかない私が、「北海道で函館の夜
景とサッポロビール園でサッポロクラッシックとジンギスカンを食べたい!」と思い、予約
をした直後の盲腸発覚だったのだ。
1人旅で体調が悪化するとイヤなので泣く泣くキャンセルした。キャンセル料は12,000円程発生した。
まさに弱り目に祟り目である (´;ω;`)ウゥゥ
不幸続きで盲腸からのできごとは今も私をかなり落ち込ませている。
トホホホ…
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