『地球はどうなっているのだろう』
悪い病気がはやり、数えきれない人が死に、
怯え、おののき、こころを痛め。
地面が割れ、
神も仏もあるものかと泣いている。
南極に立つ人と北極に立つ人の
足の裏が合う奇跡の星に住んでいながら。
海と森と川の恵み、
太陽と月のとんでもない恩恵のもと。
静かにまわっている、
美しい地球に住まわせてもらっているのに。
まだ殺戮を起こす愚か者が存在している。
土地の取り合いで子どもが死んでいる。
『地球は何をしているのか』
鏡にうつしてみると良い。
その優雅な姿を。
ちまちまちまちまちま
人は、愛と幸福と豊かさを求めがんばっているのだ。
人が人を殺してはいけないことくらい、子どもでも知っている。
『地球はなにをしているのだ』
ゴツゴツした岩や砂漠の星たちは、
いつも嘆いている。
なすべきことをなせ。
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